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「最後の三者面談」成功の秘訣七カ条

一.お子さまの意思・志望動機を確認すべし

事前に子どもと話し合い、「その高校で何をやりたいのか」「推薦を受ける意思があるのか」「万が一推薦で不合格でも一般入試で気持ちを切り替えて頑張るつもりがあるのか」などを再確認。事前に確認したことで、本人の気持ちも固まったようで、三者面談のときには、先生に自分の意思をはっきり伝えることができました。

(奈良県 女子の母 H・Sさん)

二.親子で話し合い、意見を一致させて臨むべし

第一志望がだめだったらどうするかということも含め、志望校・併願校の全てについて、お互いの考えを再確認。親子で意見が違ったり、まだ迷っていたりということがないように、子どもとよく話し合ってから面談に臨みました。

(兵庫県 男子の母 みんみんさん)

事前準備で必ずしておいた方がいいのは?
事前準備で「親子間の意思疎通」が大切と答えた方は80%。お子さまの気持ちを確認し、最終的には、強い意思で受験に臨んでほしいという気持ちがあるようです。“お子さまの意思・動機を確認”しつつ、きちんと相談に乗り、“親子で意見を一致”させていくことが、「三者面談」を成功させる近道のようです。
三.志望校はなるべく決めてから臨むべし

先輩のお母さんから、「三者面談のときに志望校だけでも決めておいた方が、合格の可能性や学校の状況などを聞けていいわよ」と言われていたので、親子で話し合い、志望校を絞り込みました。また併願校選びでは、入学金の延納ができ、第一志望がダメでも悔いなく喜んで通える高校ということを基準に選びました。

(埼玉県 男子の母 W・Aさん)

事前準備で必ずしておいた方がいいのは?
事前準備で「志望校を決定していた」のは78%。最終決定までしなくても、「行きたい学校」という程度でもいいから決めておくと、先生と具体的な話ができるようです。
四.併願校もなるべく決めてから臨むべし

志望校候補は公立の2校のいずれかに。どちらにするかは親子では決めきれず、面談で先生のアドバイスを受けてから決めることに。併願校は、通うことになってもいいと思え、模試でも合格圏内の私立と、安心のためにもう1校を選択。全部で3校受験しようというところまで親子で決めて、最後の三者面談に臨みました。先生と時間内に具体的な話をすることができ、よかったです。

(広島県 女子の母 K・Mさん)

事前準備で必ずしておいた方がいいのは?
最後の三者面談時に「併願校を決定しておいた方がよい」と回答したのは70%。志望校を決めるとともに、併願校についても考えをまとめておいた方が多いようです。
五.お子さまの成績を把握すべし

親としては安全圏の高校を考えていましたが、本人の希望と直近のテストで成績が上昇傾向だったこと、内申点がよかったことを考慮して、親子で相談して努力圏の学校をめざすことに。先生ともきちんと話をして、応援していただけることになりました。

(大阪府 男子の母 S・Yさん)

事前準備で必ずしておいた方がいいのは?
事前準備で「模試や実力テストの結果を確認」しておいたほうがよいと回答した人は44%。<合格可能性判定模試>などの「ゼミ」教材を、志望校を絞る材料のひとつとして活用している人も多いようです。
※<合格可能性判定模試>は、中三4・8・11月号でお届けしています。
六.疑問点はあやふやにせず、時間をかけて解決すべし

志望校は決定していたのですが、合格圏なのか、内申点はどのぐらいなのか、などわからないことがあったため、事前に質問する内容を考えてから面談に臨みました。また、その場で解決できないこともあったので、後日、再度時間をつくってもらい、最終的には安心して受験に臨むことができました。

(長崎県 女子の母 S・Tさん)

事前準備で必ずしておいた方がいいのは?
事前に「聞きたいことをメモにまとめる」のがよいと答えた人は36%。質問事項をまとめておくことで、疑問点を明確にすることができ、余裕をもって面談に臨むことができるようです。
七.情報収集はこまめにすべし
事前準備で必ずしておいた方がいいのは?
事前に「情報収集」をした方がよいと考える人は20%。気になる学校の情報はこまめに集め、志望校決定の材料にしたいものですね。募集要項やデータも大切ですが、実際にその高校に通っている方や保護者の方の体験談も役立ちます。
※「進研ゼミ」では高校生の先輩による受験・高校生活レポート保護者の方による受験体験談もご用意しています。

より具体的なアドバイスを先生からいただきたかったので、三者面談までに志望校についての情報を先輩保護者の口コミやインターネットなどでできる限り収集しました。そこから生まれた新たな疑問点や確認したいことをメモをして三者面談に臨んだ結果、希望どおり具体的なアドバイスをいただくことができました。

(神奈川県 女子の母 M・Mさん)

2010年11月<親ゼミモニターアンケート>より

番外編 これだけは避けたい!「最後の三者面談」「最後の三者面談」で失敗してしまった、先輩保護者の方から寄せられた悲痛な叫びをご紹介。後悔しないためにも、「成功の秘訣七カ条」を参考に、充実した「三者面談」にしましょう。
  • 子どもとの意思疎通がうまくいかず、受験する学校についての意見が最後まで合いませんでした。
  • 「本人の意思を尊重したい」と思うあまり、子どもに任せすぎてしまったのではないかと反省しています。
  • 子どもが自分の実力をわかっていなかったので、初めは挑戦校ばかりを選んでしまい、合格圏の学校選びに苦労しました。
  • 三者面談が1度しかなかったのですが、先生からは「いつでも相談に乗りますよ」と言われていました。しかし、結局そのままになってしまい、もっと相談すればよかったと後悔しました。
  • 最後の三者面談まで、先生には私立高校を受験することを話していなかったので、先生をとても慌てさせてしまいました。
    提出書類の作成などがあったため、もっと早く話しておけばよかったと、反省しました。
  • 子どもが反抗期で、事前に学校からもらってきた資料などを一切見せてくれず、後で慌てました。
  • 三者面談で踏み込んだ質問をしなかったところ、先生からもとくにアドバイスはなく「はいそうですか」で終わってしまいました。聞きたいことはこちらからどんどん質問しないとだめなようです。
  • 高校選びを始めた時期がかなり遅かったので、ほとんど担任の先生が勧める高校に決めたような感じでした。 もう少し早く から自分で調べておけばよかったと後悔しました。