どんなに勉強を頑張っていても、体調を崩し、当日に受験できなくなってしまっては大変です。しかし、お子さまは試験が近づくにつれ、どんどん無理をしてしまいがちに。そんなときこそ、保護者の方の出番です!
入試直前、娘は不安いっぱいでナーバスになっていました。食欲がなくなってきて、たびたび腹痛を訴えてきたこともあったぐらいです。そこで、消化のよいものや温かいものを出すようにして、夜は早く寝るように声をかけました。私も不安でしたが、子どもには「試験が終わったら、洋服を買いにいこう」と声をかけていました。「今は苦しいけれど、後で楽しいことが待っている」と思えて頑張れたそうです。(東京都 はっぴい 女子の母)
もう受ける高校を決めたのだから、後は勉強あるのみで頑張るしかないという状況でした。本人も一生懸命努力していましたが、夜中に勉強をしていたので、部屋をのぞいて「寒くないか?」と声をかけたりしていました。体調には気をつけ、1人で頑張っているような孤独を感じさせないよう心がけました。(大阪府 寅吉 女子の父)
入試直前の子どもは、内心はいろいろな思いがあったのだと思いますが、外見はいつもどおり変わらずでした。親もいつもどおりを心がけましたが、食事だけは風邪を引かないようにバランスのよいものを用意していました。毎日同じ時間に食事をすることで、規則正しい生活が送れたと思います。とくに、朝は早く起きて朝食をしっかり食べさせました。(大阪府 F・K 男子の母)
朝早くから夜遅くまで机に向かっていたので、「無理したら身体に毒だよ」と話しました。結果が悪かった模試を気にしていたので、「よかった模試もあるんだから、あまり気にせずに復習だけしっかりするように」と声をかけていました。
(埼玉県 道化師のソケット 男子の父)
インフルエンザがはやる時期だったため、とにかく体調管理に気をつけました。本人はもちろん、家族全員で予防接種を早めに受けておいて正解でした。併願校の受験が終わった後、少し気が抜けていたようで心配していましたが、実力を出せば第1志望の学校にも絶対合格すると信じて最後まで応援しました。(福岡県 N・Y 男子の母)
入試直前のお子さまはとてもデリケート。励まそうと思って発した言葉が、逆効果になってしまったなんてことも…。毎日のお子さまの様子に合わせた声かけが必要なようです。
お子さまを心配するあまり、ついつい干渉してしまいたくなるのが親心! しかしそこはグッと我慢。お子さまを信じて見守り、助けを求めてきたときだけ手を差し伸べる。「いつも気にかけているよ」という姿勢が大切なようです。
入試直前になると、コツコツと自分のペースで問題集や過去問などをやっていたので、あえて何も言いませんでした。ただし、解けない問題を聞きにきたときには、理解できるまでじっくりと説明するようにしました。
(埼玉県 F・E 女子の母)
それまでにコツコツと「ゼミ」で頑張ってきていたので、後はふだんどおりやるしかないと思い、ふだんどおりの生活をしました。無理に頑張ると具合が悪くなってしまう子なので、それがいちばんよかったと思います。本人も落ち着いた様子でした。親なりに不安はありましたが、親の不安を子どもに見せないように気をつけました。(東京都 O・C 女子の母)
入試直前は焦りからか、いつもは解ける問題ですら解けなくなってしまい、さらに不安になるという悪循環でした。見ていて心配でしたが、「おはよう」「行ってらっしゃい」「おかえり」という挨拶でいつもどおりの空間をつくりました。食事の際に「今日はこんなニュースをやっていたよ」などと話したりして、なるべく勉強以外の話題をするようにしていました。(兵庫県 みんみん 男子の母)
志望校の倍率が去年より上がっていると知り、本人はかなり動揺していました。それまでは淡々としていただけに、その焦りようにこちらも驚いたくらいです。実はずっと不安を隠していたようで、内面まで完全に親が理解してあげるのは難しいなと思いました。本当は私自身も毎日ハラハラしていましたが、努めていつもどおりにしていました。「大丈夫!」とにっこり笑って、子どもを信じることに徹しました。(北海道 ねこりん 女子の母)
自分で計画を立てて頑張っていたので、そっと見守っていました。あまり干渉しすぎると子どもも神経質になるので、子どもの努力を信じて温かく見守ることがいちばんだと思います。「努力は必ず報われるよ」と励ますこともありましたが、期待やプレッシャーをかけすぎない程度にと心がけました。(鳥取県 ドリーム 女子の母)